2010年06月11日
椅子の張替え
修理依頼を受けた時の状態です。
① ②
まず布地を剥がすためにタッカー留めしたホッチキスを一つ一つ外します。〔①〕
布地とウレタンフォームと座板に分けたところです。〔②〕
③ ④
座板に使われているランバー合板のコア部分にズレが生じていたのでそれを整え、
コアを挟むベニヤ板も割れていたのでそれを交換します。〔③〕
強度を持たせるために使われていたベニヤ板の倍の厚さの物で補強しました。〔④〕
⑤ ⑥
はたがねで締めている箇所のボンドが乾けば接着完了です。〔⑤〕
座板が完成したところです。(表面) 〔⑥〕
⑦ ⑧
補強した裏面、空気抜けの穴を開け作業終了。〔⑦〕
新しいウレタンフォームを入れ、布地を張って座面の出来上がり。〔⑧〕
その座面を脚部にビスで固定して完成です。
はい、完成品です!
お客様お気に入りの椅子とのこと。
大切にお使いになり、大変座りやすく愛着もあり、まだまだ座り心地を楽しみたいということで修理という運びになりました。
座面が平であれば作業も容易に進みますが、お預かりしたものは緩やかな曲面になっているので
コアのズレを調整しながら左右対称にする作業とコア部に残っていた接着剤をサンドペーパーで落とす作業には比較的手間がかかりました。組接部の緩みも全くないしっかりした作りのフレームです。
修理に大変お時間を頂いてしまいました。
長らくお待たせいたしました。座り心地はいかがでしょうか?
本当に高品質のものなのでこれからも大切にお使い下さい。