2011年10月08日
長手盆

家内が通う指物教室での第2作目、八角長手盆2枚組です。材質は前回の書見台と
同じく黄肌材。
ただし今回は縁の上部に紫檀材で飾り付け、手掛け部分に籐を巻いて
います。

大小並べたところです。紫檀材の貼り付けには随分苦労していました。
もちろん底板に付ける前の段階ですが、紫檀材を接着剤で貼り付け紐で巻いて固定する時に
どうしても微妙にずれが生じてしまいます。
何度か失敗を繰り返しての苦労を重ねた上の自信作だそうです。

底の隅は丸く仕上げています。これは畳摺りといい、畳に置いたまま滑らせた時
引っかからないようにするためです。

仕上げはもちろん駿河伝統工芸の証である拭漆です。
駿河指物の技術を駆使しているので釘は一切使用せず、細かい溝を切り枘接、雇実留接で
組んでいきます。細かい仕事の連続です。
まだ漆を塗って間もないので全体的に色が濃い目ですが月日とともにだんだん透けてくると
飾り付けの紫檀の色とのコントラストがはっきりしてきます。
Posted by ほおのき at 18:11│Comments(0)
│伝統工芸