2012年02月06日
飾棚

指物教室での第3作目の作品です。
黄肌材を使用し塗装はもちろん拭漆仕上げ。
引違い戸は、留仕上げした額縁で鏡板を嵌め込んでいます。

富士山と駿河湾と流れる雲をイメージした幕板。
透かし彫りで細かいところまで丁寧にサンドペーパーで磨かないと漆を塗った時
綺麗な仕上がりになりません。

両方の側板が末広がりになるよう楔を打ち込み両サイドの裾を広げます。
この反りにより豪華さが加わり高級感も増してきます。

段差を付けた両側板開口部の切り口。
ここも丁寧に仕上げないと漆の仕上がりが綺麗にいきません。

普段は目にすることのない裏板も浮き出し仕上げになっています。
素材選びはもちろん全て伝統を受け継いだ駿河指物の工法で
仕上げています。
Posted by ほおのき at 16:39│Comments(0)
│伝統工芸
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